1)キャンプ飯で定番となった缶詰
1-1)キャンプに便利な缶詰
保存食のイメージが強かった缶詰ですが、持ち運びしやすく簡単に食べれる事から、キャンプで良く利用される様になりました。ご自宅にいつもストックしてある缶詰をキャンプで利用したり、BBQの一品料理として楽しんだり、大きな荷物を抱えるのが難しいバイク旅の食料として携帯したりと、料理の手間が省けてコンパクトな缶詰は、アウトドアに便利なアイテムになっています。
遊びに食事づくりにと忙しいキャンプでは、手軽に使える缶詰が大活躍します。そもそも缶詰は、探検家の携行食や船舶用の非常食、軍用食として活用されていましたので、アウトドアのキャンプに相性が良いのは、当たり前なんです。そして、定番の缶詰に加えて、最近では缶詰とは思えないようなクオリティの缶詰や、日本各地でご当地食材を活かしたこだわりの缶詰が続々と登場しています。そのどれもがフタを開けてすぐに美味しく食べられるのが最大のメリットですね。
1-1)缶詰がキャンプに向いているのは何故?
キャンプ飯に缶詰が人気なのは、もちろん理由があります。以下の7つの理由を知ってしまうと、キャンプに缶詰を持って行きたくなるのではないでしょうか。
調理済みで手軽に食べられる|温めるだけの時短調理|調理されているので失敗しない|調味料としても利用できる|アレンジが楽しい|持ち運びしやすくコンパクト|食べきれない缶詰は持ち帰りできる
キャンプはするけど、料理が苦手という方にも、缶詰は心強い味方です。調理されたものを温めるだけなので、失敗することなく簡単に食事を準備できます。また、キャンプ飯ではいつもお肉やソーセージ等を焼いて食べるという方にも缶詰はオススメです。ちょっとしたひと手間でとても美味しいメニューが出来上がります。また、持ち運びやすくコンパクトな缶詰は、何かと荷物が増えがちなキャンプでは、省スペースでとても優秀なアイテムです。
1-3)キャンプ専用の缶詰も登場!
最近では、キャンプ用の缶詰も登場しています。K&Kの「”CAN”Pの達人」シリーズや、キャンプ専用のグルメ缶詰「CAMPCAN」などが販売されています。簡単に凝った調理ができる缶詰や、キャンプでのお酒のおつまみになる缶詰など、キャンプ飯でこんなのあったらいいなというニーズに応える商品が増えています。これもキャンプ飯での缶詰人気を物語っていますね。
出店:”CAN”Pの達人(キャンプの達人)公式サイト| 国分グループ本社株式会社
2)缶詰をキャンプ飯で利用する時の注意事項
2-1)缶詰を直火にかけるのはNG!!
どこかで缶詰を直火にかけている写真や動画を見かけた事ありませんか?憧れるイメージですが、実は、缶詰を直火にかけるのはNGなんです。直火にかけると缶詰は非常に高温になり、内部のコーティングが溶け出してしまいます。さらに、缶内部にある空気が膨張し、破裂する危険性があります。つまり、缶詰は直火で温めるのは、避けたほうが良い温め方なのです。スキレットなどに中身を移し替えて温めるのもオススメです。スキレットを使うと、ひと手間でグッと美味しさがアップするアレンジができるのも魅力です。後ほどアレンジレシピの項目でもご紹介します。
2-2)おすすめの温め方は湯煎
キャンプ飯で缶詰を温めるには湯煎がおススメです。シェラカップなどの容器でお湯を沸かせば、簡単に缶詰の湯煎ができます。缶詰は100℃以上の加熱殺菌を行って作られますので、100℃の熱湯で温めても安全です。
3)キャンプ飯にオススメの缶詰
子供との時間でなかなか時間が取れないファミリーキャンパーや、凝った料理をつくるのが難しいソロキャンパー向けに、簡単に一品料理になるキャンプ飯にオススメのグルメ缶詰をご紹介します。
アヒージョ等のオイル系缶詰)
オイルに包まれているのは、職人が丁寧に焼き上げたゴロっとした大ぶりのさば。芳ばしい香りが口いっぱいに広がり、オイルも旨味たっぷりで、アレンジ料理にも使いやすい缶詰です。
出典:
あまね
生でも食べれる南三陸の新鮮なカキを、シンプルな味わいのアヒージョに仕上げた手作り缶詰です。魚市場キッチンの隣にあるカキ剥き場から、朝に剥きたてのカキを仕入れ、鮮度の良い状態で缶詰にしています。魚市場キッチンのアヒージョには、その他にタコ、ムール貝、アワビがあり、お好みに合わせて選べるのも魅力です。
フランス料理の定番鴨コンフィを、料理人が一つずつ手作りして和な味わいに仕上げました。宮城県蔵王町産の貴重なフランス鴨を使用し、鴨の旨味が染み込んだ大根やにんにくも良いアクセントに。お酒のおつまみや、一品料理、ごはんのお供にと、幅広い食べ方でお楽しみ頂けます。
キャンプ飯定番の焼き鳥缶詰)
本格派の洋食缶詰)
料理人が玉ねぎを炒めるところから丁寧に調理し、熟成させた濃厚なデミグラスソースが際立つ牛タンシチューです。赤ワインと野菜の旨味がたっぷり溶け込んだ、本格的なレストランの味を手軽に楽しめます。
国産牛肉を手ごねしたミートボールを、一から丁寧に仕込んだ本格デミグラスソースでじっくりと煮込みました。ゴロっとした牛肉100%のミートボールは、まるで小さなハンバーグのような食べ応えです。
アウトドアとなれば、カレーを食べたくなる方も多いのでは。そんなときは、140年の歴史のある五島軒本店レストランで今日まで愛され続けた伝承のビーフカレーがオススメです。本格的なカレーが手軽に楽しめる缶詰です。
出典:
五島軒イギリス風カレー
パエリア等の炊き込みご飯系缶詰)
キャンプというと意外かもしれませんが、こちらのぼたもちもオススメです。お米だけの中身なので、キャンプ時の主食として活躍します。空気を抜いた缶詰の中で炊いた山形県産もち米は、ねっとりもっちりとして後引く美味しさ。特にお肉系の料理と相性がとても良い缶詰です。缶詰だからこそ出来る味わいと食感をぜひご賞味ください。
お酒のおつまみにオススメの缶詰)
ひと口食べたときの生落花生の新感覚な歯ざわりと、黒にんにくソースとの相性がまさに衝撃的な逸品です。ビールや赤ワイン、ハイボールなどのお酒のおつまみとしてお楽しみ頂けます。また、ステーキなどの肉料理との相性も抜群です。
へしこ作りの老舗「千鳥苑」のへしこに、オリーブオイル、にんにく、鷹の爪を加え、シンプルに食塩と醤油で味付けしたアヒージョです。一般的なへしこに比べて塩分が控えめとなっていて、ピリッとした辛みが深い味わいのへしこによく合う一缶です。ビールやお酒のお供にぜひ。
キャンプ飯を格上げするちょっと贅沢な缶詰)
宮城県産の生牡蠣を贅沢に黒毛和牛で包みました。牡蠣肉を味噌粕で味付けした牡蠣のクラフト缶詰です。牡蠣と牛肉というシンプルな素材に、必要最小限の調味料を使った味付けをしました。海と大地の組み合わせが生み出す豊かな味覚をご堪能ください。
世界三大漁場のミネラル豊富な海で育ったアワビを、贅沢に1個半も詰め込みました。アワビは食べやすい大きさにカットし、ニンニクと唐辛子で風味付けしたオリーブオイルのアヒージョです。身は柔らかく、程よい弾力があり噛むほどに甘みを感じられます。シンプルな味付けによって、磯の風味と旨味をより一層味わえる贅沢な一缶です。
キャンプにオススメのクラフト缶詰セット)
あまねのアウトドアフェアで人気だったアウトドア満喫セットが通常販売となりました。すでにご紹介したデミグラスミートボールや、週末牛タンシチューなどキャンプ飯にオススメのクラフト缶詰を厳選したセットです。ソロ用、4人用、8人用とご用意しましたので人数によってお選びいただけます。こちらのセットでキャンプ飯を満喫してください。
4)缶詰をアレンジしたキャンプ飯
缶詰を温めてそのまま食べるだけでも美味しいのはもちろんですが、ここからは缶詰を使った手軽に料理できるアレンジレシピをご紹介します。
4-1)牡蠣のペペロンチーノ(1人分)
- 材料
カキのアヒージョ 1缶/オリーブオイル 大さじ1.5/にんにく 1片/鷹の爪 1つまみ/塩/パスタ 100g
- つくり方
1%ほどの濃度になるように塩を入れてお湯を沸かし、パスタを茹でます。フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたにんにくと鷹の爪を入れて加熱します。にんにくに茶色く色が付いたらカキのアヒージョを一缶汁ごと入れます。
カキが硬くならないように、一煮立ちしたらフライパンを火から外し、パスタが茹で上がるのを待ちます。パスタを表示時間より少しは早く取り上げて、フライパンに入れ、パスタソースとよくからめます。味見をして最後に塩分を調整して出来上がりです。
4-2)トマトリゾット(2人分)
- 材料
ごはん お茶碗2杯分/トマト缶 1缶/ツナ缶 1缶/にんにく 1片/バター 大さじ1/コンソメ 適量/粉チーズ お好み/塩 少々/こしょう 少々
- つくり方
スキレットを温め、トマト缶とみじん切りにしたにんにくを入れて温めます。グツグツしてきたら、ツナ缶、コンソメ、粉チーズを入れて一煮立ちしたらご飯を入れます。火からスキレットを外して、バターを入れてよく混ぜます。味見をしてから、最後に塩コショウで味を整えて出来上がりです。
4-3)黒い衝撃ステーキ
- 材料
黒い衝撃 1缶/牛ステーキ肉 1枚(150g程度)/サラダ油 小さじ2/塩 適量/こしょう 少々
- つくり方
牛ステーキ肉を常温に戻しておき、表面の水分を拭き取り、塩とこしょうをふります。フライパンにサラダ油をひき、しっかりと温めます。両面にしっかりと焼き色をつけ、両面で約3分焼きます(焼き時間はあくまで目安ですので調整してください)。火からフライパンを外し、アルミホイルを肉に被せてそのまま3分間余熱で火を通します。お皿にステーキと黒い衝撃を盛り付け完成です。最初にお肉だけを食べて、その後に黒い衝撃と合わせてお召し上がりください。
4-4)サバと夏野菜のアヒージョ(2人分)
- 材料
鯖CANアヒージョ 1缶/オリーブオイル 適量/にんにく 1片/アスパラ 2本/パプリカ 1個/マッシュルーム 4個
- つくり方
アスパラとパプリカを食べやすい大きさにカットします。スキレットにオリーブオイルと潰したにんにくを入れ、火にかけます。にんにくが茶色く色づいたら、缶詰と1でカットした野菜をスキレットに入れます。根元のほうのアスパラがしんなりしてきたら食べごろです。
4-5)チーズデミグラスミートボール(2人分)
- 材料
デミグラスミートボール 1缶/とろけるチーズ お好み
- つくり方
デミグラスミートボール缶詰を空け、火で熱したスキレットに中身を入れて温めます。デミグラスソースが煮立ってきたら、ミートボールを一度ひっくり返します。煮立ち過ぎないように注意しながら温めます。最後にチーズをのせ、チーズが溶けたら出来上がりです。
5)『肉のクラフト缶詰』と『魚のクラフト缶詰』の販売
あまねでは、『肉のクラフト缶詰』『魚のクラフト缶詰』や、お得な『キャンプ缶詰セット』を販売しております。是非アウトドアの時にご利用ください。