宮城県角田市でとちおとめを専門に栽培するサトウ農園。平均糖度が12度の甘さと酸味のバランスが人気のとちおちめにおいて、サトウ農園のとちおちめは糖度が15度以上もあります。なんと、その糖度は一般的なマスクメロンに匹敵する程です。ここではサトウ農園のこだわり、甘いイチゴを育てるための秘訣、育て方をご紹介します。あまねでは、サトウ農園の完熟とちおちめを1kg、2kg、3kgで販売中です。
宮城県角田市にあるサトウ農園は親子二代にわたって、40年以上こだわりのイチゴを栽培しています。当初は複数の品種を栽培していましたが、現在は栽培する品種をとちおちめ一本に絞っています。
栽培が難しいと言われるとちおとめに栽培を限定すること実に二十余年。その間に積極的にITを取り入れながら、美味しいとちおとめを栽培するために日々栽培方法の研究を重ねています。その美味しさから宮城県内外にファンの多い、とちおとめ専門のいちご農園です。
複数の品種を育てる事が珍しくない中で、サトウ農園はとちおとめを専門にして栽培しています。とちおとめに品種を絞ってからの約20年は、美味しいとちおとめを育てるための栽培方法を試行錯誤する事で、現在では甘くてジューシーで高品質ないちごとして評判になっています。
出荷先では、店頭に並ぶ数あるイチゴ農家の中から、決まってサトウ農園のいちごを買われる方もいるそうです。それほど人を引き付けるいちごを育てるには、サトウ農園ならではの二つのこだわりがあります。
サトウ農園では、過度な肥料を使用することなく、肥沃な土壌の土を生かした、いちご本来が持っている自然な甘さを引き出すようにとちおとめを栽培しています。そして、もう一つが子供を育てるように愛情を込めて育てる事です。このとちおちめへの愛情が、日々の研究に繋がり、いちごがその愛情に応えるように甘く美味しく育つのです。
サトウ農園は一級河川の阿武隈川のほとりに位置しています。阿武隈川は、東北地方では北上川に次ぐ長さの大河で、その流域の地域は肥沃な土壌として知られ、様々な農作物が栽培されています。
近年では培養液を使用した養液栽培が多くなったイチゴですが、サトウ農園では、阿武隈川沿いの体積土を生かした方法でとちおとめを栽培しています。サトウ農園の辺り一帯は、古くは阿武隈川が流れていた場所のため、養分が豊富な上に、肥料持ちが良い粘土質なのが特徴です。
そのイチゴ栽培に適した土壌を毎年成分検査する事で、得られたデータを基に必要な成分の有機質の肥料を加えます。川の流れがもたらした肥沃な土を、さらにとちおとめの生育に最適な土に保つ事で、いちごが本来持っている自然な甘みを引き出す栽培を行っています。
サトウ農園ではイチゴが根を張る土の管理に加えて、いちごが光合成をするためのハウス内環境の管理にも力を入れています。
甘いイチゴを育てるには、いちごが気持ちよく光合成ができる環境を整える必要があり、太陽光、水、二酸化炭素の3つの要素が重要になります。いちごに光をたっぷり浴びせ、水を流し、十分な湿度を保ち、必要な二酸化炭素もしっかり与えます。
湿度を保つためにハウスを締め切ると、二酸化炭素が不足してしまうため、ハウス内にセンサーを設置して炭酸ガス発生機で二酸化炭素を最適な濃度に保ちます。こうして目に見えない環境も整える事で、良い土の上に大きくて甘いとちおとめが実を結びます。
サトウ農園の雅和さんは「本当にいちご作りと子育てって全く同じようなものだと思っています。」と話します。人間であれば、暑ければ服を脱ぎ、乾燥していると思えば加湿器を使えますが、いちごは一度植えたら自分では何もできません。
そのためにいちごが何をしてほしいのかを観察し、必要な事をサポートする。子育てと同じように、とちおちめに愛情を注ぐ日々が、いちごが美味しくなる一番の秘訣かもしれません。
サトウ農園では完熟したいちごを収穫しています。一般的に店頭に並ぶイチゴは、完熟する前に収穫され、店頭に並ぶ頃にちょうど赤く色づくように流通しています。いちごは、バナナなどのフルーツと違って追熟しない果物です。
追熟とは、収穫後に一定の期間をおくことで、甘みが増したり果肉が柔らかくなることを言います。店頭で購入したいちごを食べると、熟していないイチゴの甘さのままのため、酸味を強く感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
熟したいちごは、出荷してから傷むのが早く、果肉が柔らかいため輸送にも注意が必要となります。味は良い反面、完熟のいちごが流通しづらいのは、取扱いの難しさがあるからなんです。
ところが、サトウ農園のとちおちめは、日々いちごを観察して、真っ赤になったタイミングを逃さずに収穫するため、いちごが一番甘い状態でお届けできます。
甘くて美味しいと評判のサトウ農園のとちおちめですが、その糖度はなんと15度以上あります。どのくらい糖度15度が甘いかというと、マスクメロンとほぼ同じ糖度なんです。一般的なマスクメロンの平均糖度が約14度なので、マスクメロンよりもやや甘みが強いというから驚きです。
県外のお客様が食べたところ、これが本当にとちおとめなのかと驚かれたほど。とちおとめと言えば、酸味と甘みのバランスがいい品種として有名ですが、一般的な糖度は9度から12度ほどと言われています。比較すると、サトウ農園のとちおとめの糖度がどれほど突出しているのかが分かります。
なお、計測した中では最高で21度を計測したとちおとめがあったそうです。ほど良い酸味と抜群の甘さに加えて、果肉が充実していてジューシーで大粒なのが、サトウ農園のとちおとめです。
サトウ農園の完熟とちおとめは、一粒ずつ丁寧に手作業でパック詰めしています。熟したいちごを傷めないように、収穫から選別、梱包まで注意深く作業しています。また、サトウ農園では、新鮮な完熟いちごを届けるために、朝の暗いうちから摘み取ったとちおとめを当日のうちに発送しています。
こだわりのサトウ農園のとちおとめはいかがだったでしょうか。あまねでは、ご紹介したサトウ農園の完熟とちおとめを通販で販売しています。販売するとちおちめは1kg、2kg、3kgと3種類をご用意し、1kgは4パック入りとなります。
どの数量もクール便の送料込みのお値段でご提供しています。ぜひ朝採りの甘みがのった完熟とちおとめをご家庭でお楽しみください。
あまねとは『誰かと分かち合いたくなる、物語のあるクラフト缶詰』のサイトです。缶詰を販売するサイトとしてだけでなく、店頭で接客させていただくように、生産者や食材のストーリー、製造のこだわりを丁寧にお伝えしています。私たちが一からレシピ開発した手作り缶詰と、セレクトした各地の手作り缶詰をどうぞご賞味ください。あまねのTOPページはこちら。
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