根室の海の幸を職人が缶詰にするマルユウ缶詰

水産都市として古くから栄えてきた北海道の根室で、唯一の小規模な手作り缶詰製造所で創業40年を数えるマルユウ。豊かな根室の海の幸を使って、熟練の職人が一つずつ手作りする缶詰です。どの缶詰も素材の良さと確かな味わいが楽しめます。ここでは、マルユウの歴史やこだわりから、あまねで販売するオススメのマルユウ缶詰をご紹介します。オススメのマルユウの缶詰のご購入はこちらから。

１）マルユウとは

１−１）根室に残る最後の缶詰業社

北海道の根室で創業40年を数える老舗缶詰メーカーが株式会社マルユウです。マルユウのある根室市は、北海道の中でも恵まれた水産資源で古くから水産都市として栄えてきました。その日本最東端の地で、マルユウは開業当初から根室の食材でこだわりの缶詰を製造しています。


豊かな漁場がある事から根室には、戦後の最盛期には30近くの缶詰工場がありました。1977年の200海里漁業水域の影響もあり、現在では大手を除いて個人経営の手作りの缶詰工場はマルユウのたった一軒となりました。


大手の缶詰工場の一日の生産量は、実に十数万缶と大量です。だからこそ大手の工場にはできない、根室の食材にこだわった手作りの缶詰作りに日々取り組んでいます。創業当時の女工の方々はすでに引退されていますが、その技法はしっかりと今日に受け継がれています。

 

１−２）１つの新製品にかける時間は１〜２年

40年以上続く缶詰づくりは、「新鮮で美味しい根室の食材にこだわり抜いて、最高品質の缶詰をつくるという、シンプルで最も大切なもの」という考えのもとに行われ、妥協のない缶詰づくりの原点となっています。一尾ずつ丁寧にさばき、素材の鮮度とその素材を生かす熟練の職人、豊かな根室の食材、これらがマルユウの缶詰の高い品質を支えています。


マルユウのラインナップは、確かな技術力と豊富な食材によって、定番のさんまの水煮や醤油煮はもちろん、白子などの缶詰としては珍しい食材を使った缶詰が並びます。レギュラーの缶詰に加えて、季節限定の缶詰も展開され、さながら根室の海産物の缶詰百貨店のような品揃えです。


そこには「昔ながらの味を大事にしながら、新しいものもつくっていく。」という想いが込められています。マルユウの缶詰を通して根室の食材を美味しく缶詰にして届けるという、前向きなマインドがこれまでにない様々な缶詰を生み出しています。原材料・味・詰め方を検証して試行錯誤を繰り返すことで、やっとひとつの食材が新しく缶詰に生まれ変わります。


新しい缶詰が出来上がるまでに、マルユウではなんと1年から2年を要します。缶詰にしてからは缶の中で食材に味が徐々に染み込んでいき、味わいが変化していきます。その変化を検証しながら、味付けの調味料の配合を決めるのに半年以上かかります。


食材の水揚げが終われば、また来年の水揚げを待って開発を再開します。こうして妥協せずに、愚直に缶詰に向き合うことで、根室の食材を美味しく味わってもらう事にとことん拘るのがマルユウです。次はどんなこだわりの缶詰が登場するのか目が離せない缶詰メーカーです。

 

１−３）マルユウ缶詰情報

• 社名：株式会社マルユウ
• 所在地：〒087-0054 北海道根室市海岸町2丁目55
• 電話 / FAX番号：0153-23-4121 / 0153-22-3375
• 営業時間：8:00〜17:00
• 定休日：土曜日、日曜日

２）マルユウ缶詰の商品ラインナップ

あまねでは、数あるマルユウ缶の中から厳選した6種類を販売しています。どれも根室の旬の食材を使った味わい深い缶詰です。ぜひご賞味ください。

 

２−１）根室七星 いわし水煮

北海道根室産のマイワシを水煮にした缶詰です。鮮度が良く脂がのった根室七星ブランドのマイワシのみを使用しています。

一般的なイワシ缶には臭み消しの生姜を入れますが、当缶詰は生姜を入れていません。新鮮さゆえに生姜を入れずとも、美味しいと感じられるからです。ごまかしの利かないイワシ本来の旨味が詰まった味わいが堪能できます。炊き込みご飯や混ぜご飯、和え物や煮物に加えて、パスタやグラタンなどの様々なレシピで活躍する万能な一缶です。




 

根室のブランドいわし 根室七星とは

魚の品質が大きく影響する刺身や寿司ネタとしても利用されるのが、根室産ブランドいわしの根室七星です。痛みが早いイワシのブランド化が進む背景には、日本一の漁獲量を誇るサンマ漁で培われた鮮度保存技術があります。

イワシ漁にもその技術が生かされ、脂ののったイワシが鮮度のいい状態で流通されています。その根室七星の刺身は、ひとたび口に入れるとトロっととろけると言われるほどです。漁師さんや関係者の方々の努力が、根室七星の高い品質を実現しています。

 

２−２）根室七星 いわし醤油煮

北海道根室産のマイワシを醤油煮にした缶詰です。鮮度が良く脂がのった根室七星ブランドのマイワシのみを使用しています。アミノ酸などの化学調味料を不使用ですので、本物志向の方にもオススメです。

北海道産の丸大豆しょうゆで味付けていますので、そのままでも美味しく召し上がれます。炊き込みご飯や蒲焼丼、炒め物や和え物にサラダ、グラタンやドリア、和風パスタとしてもアレンジ料理が楽しめます。




 

２−３）紅鮭水煮

紅鮭水煮は、北洋海域で獲れる脂ののった紅鮭を使用した紅鮭100％の缶詰です。紅鮭の特徴は、銀鮭や白鮭と比べて身が赤く、脂がのって味が濃いわりに、さっぱりしています。この上質な味わいは、他の種類の鮭と食べ比べるとはっきりと分かる程です。余計な調味料と添加物は使わずに製造していますので、紅鮭本来の味わいが口の中に広がる一缶となっています。

また、開缶した時の紅鮭のボリューム感には驚かれる方も多いはず。高級で希少な紅鮭がぎっしりと詰まっています。お一人でのご利用なら、数品楽しめるほどの内容量です。食材の美味しさを存分に生かした本物志向の缶詰を、ぜひご家庭でお楽しみください。




 

２−４）鮭中骨水煮

さけ中骨水煮は、北海道産秋サケの身付きの中骨を使用しています。脂ののった秋サケを骨まで柔らかな水煮に仕上げました。丸ごと食べれる柔らかさですので、栄養を摂りたいお子様から年配の方までオススメできる一缶です。

栄養が豊富な魚の中でも、鮭の中骨はカルシウムが特に豊富なことが知られています。なんとカルシウムはサバ缶の5倍ほどになるというデータもあり、DHAやEPAももちろん含まれています。

また、骨を作る素になるビタミンDも豊富なのでこれらの栄養が不足している方にオススメです。中骨のサクサクとした食感が楽しく、塩が効いた味わいですので、温めてそのままはもちろん、白ご飯にもよく合います。大根おろしを添えてポン酢で召し上がるのもオススメです。




 

２−５）花咲がにてっぽう汁　215g（小サイズ） ／ 425g（大サイズ）

北海道根室の郷土料理の1つが花咲がにの鉄砲汁です。花咲がには、北海道の道東の端のほうでしか獲れないとても貴重なかにです。古くは根室あたりの漁師料理として食べられており、今では根室の代表的な家庭料理となっています。

本品は北海道・道東特産の花咲がにを使った花咲がにてっぽう汁の素です。味噌と水とお好きな具材を入れるだけで、簡単に根室の郷土の味が楽しめます。濃厚な花咲がにの味わいと豊かな風味に野菜の出汁が加わると、まさに体に染み渡るような日本人のDNAが求める味わいになります。以下に簡単なレシピをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

てっぽう鍋（味噌仕立）の作り方

4〜6人分の簡単なレシピをご紹介します。材料はお好みの分量をお使いください。

• 材料
  本品小サイズ2缶(または大サイズ1缶)、みそ、大根、にんじん、いも、えのき、白菜など(季節の野菜)、長ねぎ
• 作り方
  １）缶詰を開け、中に入っている身と汁を鍋に入れる。
  
  ２）開けた缶に水を入れて3杯分鍋に入れ、火にかけ煮立ってきたら味噌を入れ、味を整える。
  
  ３）大根・にんじん（いちょう切り）を入れ火にかけ、いもなどの野菜を入れてお召し上がりください。

花咲がにのてっぽう汁は、てっぽう汁の他にもカニの風味を生かした、豪華なアレンジが楽しめます。中華風のかにスープやあんかけチャーハン、スープを生かしたパエリアやかにラーメン、麺にスープを吸わせて風味豊かに仕上げるかにパスタなど。この他にもアイディア次第で様々なアレンジが楽しめます。

 

３）オススメのマルユウ缶詰を販売中

こだわりの詰まった根室のマルユウ缶詰をご紹介しました。今回ご紹介した商品は、あまねでも販売しています。缶詰の詳細とお買い求めは、以下のボタンからお進みください。




 

４）クラフト缶詰を製造し販売する あまね

あまねとは『誰かと分かち合いたくなる、物語のあるクラフト缶詰』のサイトです。缶詰を販売するサイトとしてだけでなく、店頭で接客させていただくように、生産者や食材のストーリー、製造のこだわりを丁寧にお伝えしています。私たちが一からレシピ開発した手作り缶詰と、セレクトした各地の手作り缶詰をどうぞご賞味ください。あまねのTOPページはこちら。