まるで果実のようなホワイトアスパラガスがある事をご存じですか?岩手県の馬場園芸が育てる冬採り『ホワイトアスパラガス 白い果実』は、糖度6-8度という驚きの甘さ、みずみずしさと生でも食べられる柔かさが特徴の逸品です。常識外れの栽培方法で生まれたホワイトアスパラガスの背景や、食べ方、レシピなどをご紹介します。あまねでは、『ホワイトアスパラガス 白い果実フローズン』と『ホワイトアスパラ香る至福のポタージュ』を販売しております。是非ご堪能ください。
ホワイトアスパラは、一般的なグリーンアスパラと同じ品種なのをご存じですか。色の違いは育て方によるもので、日光に当てずに栽培したものがホワイトアスパラになります。グリーンアスパラと比べて甘みがあり、食感が柔かく、青臭さがないため、最近では缶詰ではなく生食用のホワイトアスパラのニーズが高まっています。また、ホワイトアスパラの持つ栄養素には、アスパラギン酸、カリウム、ビタミンB1、ビタミンC等が含まれ、免疫力の向上に効果的とされるサポニンは、グリーンアスパラよりも多く含まれる傾向がある事が分かってきています。
年間を通して流通しているホワイトアスパラですが、実はそのほとんどが海外産です。日本では北海道や長野県、佐賀県が生産地として有名で、産地によって旬が異なります。南に位置する佐賀県では2月から出荷が始まり、北海道や長野県では5月から6月にかけて旬を迎えます。最近では岩手県で生産されるホワイトアスパラが、日本全国から農業生産者や食品加工業者など、各社自慢の商品が集まった「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」にて、最強素材部門のグランプリを獲得したことで、プロの料理人からも注目されています。それがsannimonの『ホワイトアスパラ 白い果実』です。
岩手県 株式会社馬場園芸がもつホワイトアスパラガスブランドがsannimon(三右ヱ門・さんにもん)です。岩手県の二戸市浄法寺町で200年以上続く馬場園芸の9代目となる馬場淳氏(以下、馬場さん)が、屋号の三右ヱ門をブランド名としたのがsannimonです。「畑から届ける最高の贅沢」というコンセプトのもと、流通や生産の都合よりもお客様が口にする味にこだわり続けています。現代の野菜は、生産しやすく長時間の輸送に耐えられる品種や、店頭に並んだ時の状態を重視した収穫のタイミングなど、本当に美味しい野菜である事が軽視されがちな傾向があります。ですがsannimonでは、食べる人本意の味にこだわった野菜づくりに取り組み、先人から受け継いだ文化や風土を未来につなげていく事を目指しています。
馬場園芸がある二戸市浄法寺町は、人口が約3700人という地域です。馬場さんは地元の浄法寺町から徐々に活気が失われていく事を、何とかできないものかと思い悩んでいました。まちに賑わいが無くなっていく原因は明確でした。それは、農業を生業とする方が多い地域であり、雪深い浄法寺町では冬に作物が作れなかったのです。若い人は仕事や娯楽を求め、まちを後にしてしまいます。そこで、馬場さんは「やりがいの感じる魅力的な職場を自分たちでつくり、地域を元気にしたい!」という強い想いから、冬場につくれる作物として冬採りホワイトアスパラにたどり着きました。そこから数年は試行錯誤が続き、ついには、2019年に「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」最強素材部門で、sannimonの『ホワイトアスパラガス 白い果実』が見事グランプリに輝きました。
馬場さんの「何としても地域を元気にしたい」という強い想いが生み出したのが、『ホワイトアスパラガス 白い果実』です。糖度が6-8度というまるで果実のような甘さとみずみずしさが特徴であり、収穫時の切り出したアスパラの小口からは水滴がおちるほど。馬場さんが様々なホワイトアスパラと比較研究した結果、以下の違いがあることが分かりました。
・とうもろこしのような甘さ
・生で食べられる柔らかさ
・口中に溢れるみずみずしさ
上記3つの特徴は野菜の表現からはかけ離れています。その特徴を一言で表現するために、『白い果実』と名付けられました。
北国岩手の中でも特に寒さが厳しく冬の訪れが早いのが浄法寺町。この町で冬採り『ホワイトアスパラガス 白い果実』は育ちます。なぜ国産のアスパラが流通していない冬場に栽培できるのかというと、昼夜の寒暖差のある環境と遮光法による伏せ込み栽培という超特殊で、ありえないほど手間暇のかかる栽培方法が採用しているからです。通常のアスパラは一度植えると10年ほどは収穫できると言われています。しかし、伏せ込み栽培で収穫できるのは年に一度だけ。毎年畑をつくり、種まきから始めなければなりません。そういったデメリットの多い誰もやろうとしない常識破りの栽培方法を実現することで、馬場さんは浄法寺町に念願の冬の仕事を創り出しました。そして、後々この伏せ込み栽培でしか出せない味があることに気付きます。
伏せ込み栽培では、春から秋にかけて露地でじっくり栄養を貯め込んだ株を、11月初旬に一株ずつ堀り上げて遮光ハウスへ移動します。昼夜の寒暖差が大きい浄法寺町では、夜間の低温によりアスパラガスの呼吸が抑制され、糖の消費が少なく済むことで、驚くほど甘いホワイトアスパラガスを作ることができます。また、土寄せせずに育てるため、サポニンの生成が抑えられ、苦みが少なく柔らかな食感になります。それはまさに、伏せ込み栽培だからこそ実現できた白い果実の名にふさわしい美味しさです。
馬場園芸が白い果実を生み出す時に目指したのは、世界の美食家たちが集うレストランやホテルでこの白い果実を提供することでした。ホワイトアスパラガスは味と鮮度が直結している野菜です。流通に時間がかかる場所でもその味を保ち、最高の味を届けるために、採れたてを産地で急速凍結させるという結論にたどり着き、自社の冷凍加工場を整備しました。白い果実が最も美味しくなる温度は何度なのか、どのような冷凍方法が適切なのか、何度も試行錯誤し、『白い果実 フローズン』は完成しました。
日本国内で流通している冷凍ホワイトアスパラガスはほとんどが外国産(主に、中国、ペルー産)です。輸入したホワイトアスパラガスは流通に時間がかかり、加工するまでに味も落ちてしまいます。白い果実は、馬場園芸で栽培から収穫、冷凍加工までを一貫して行なっています。土づくりから味にこだわり、100%自社生産・加工した最高のホワイトアスパラガスをお届けしています。
白い果実フローズンは、皮むき処理もしてありますので、袋から取り出したらそのまま焼いてご利用いただけます。また、バーベキューではBBQコンロに載せるだけで、簡単に調理頂けます。冷凍でのお届けになりますので、美味しく召し上がるためには-18℃以下で保存して下さい。
白い果実を初めて召し上がる際は、グリルパンやフライパンでグリルしてお召し上がりください。味付けには、シンプルに塩とオリーブオイルが一番おすすめです。少し冷めてから食べると、信じられないほどの甘さが感じられ、アスパラガスであることを疑ってしまうほどです。お肉や魚介、チーズや卵とも相性抜群です。また、合わせるお酒のご準備もお忘れなく。ワインなら果実味が強いもの、白やロゼが相性が良く、日本酒やビールともよく合います。お酒とのペアリングで食事の時間がますます楽しくなります。以下では、白い果実フローズンを使ったレシピをご紹介しますので、ぜひご家庭でもお楽しみください。
馬場園芸の「何としても地域を元気にしたい」という強い想いが生み出したのが、『ホワイトアスパラガス 白い果実』です。今やプロの料理人がこぞって使うまでに評価されるホワイトアスパラを、急速冷凍で産地の美味しさそのままにご家庭にお届けしています。また、『白い果実』をふんだんに使ったポタージュ『ホワイトアスパラ香る至福のポタージュ』も販売しております。世の中に美味しいスープはいっぱいありますが、これだけホワイトアスパラガスを贅沢に感じられるスープはありません。
あまねでは、『ホワイトアスパラガス 白い果実フローズン』と『ホワイトアスパラ香る至福のポタージュ』を販売しております。是非ご堪能ください。
あまねとは『誰かと分かち合いたくなる、物語のあるクラフト缶詰』のサイトです。缶詰を販売するサイトとしてだけでなく、店頭で接客させていただくように、生産者や食材のストーリー、製造のこだわりを丁寧にお伝えしています。私たちが一からレシピ開発した手作り缶詰と、セレクトした各地の手作り缶詰をどうぞご賞味ください。あまねのTOPページはこちら。
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