米どころでもある東北地方。もちろん酒蔵も数多くあり、昔から地域の日本酒に合う東北ならではの肴があります。食の宝庫と言われる東北地方には、山の幸、海の幸とお酒の肴に相性が良い食材が沢山ありますが、気候風土により名産品となる食材が異なります。また地域で作る日本酒の特徴により肴の味付けや作り方にも個性が出ます。お酒のアテ探しの参考までに、東北6県の肴の特徴をご紹介致します。
米どころとして有名な東北では、恵まれた自然環境を活かし、長年日本の食を支えてきました。農業が盛んな理由として挙げられるのが、豊かな土壌と水源、寒暖差が激しい東北特有の気候です。例えば、本州最北端の青森では、涼しい気候を利用したりんご栽培が行われ、生産量は日本全国の約6割を占めます。岩手県では北上山系の土地を利用した畜産が営まれおり、前沢牛が全国的に有名です。さらに、東北には岩手と宮城にまたがる三陸海岸があり、水揚げされる魚の量は日本屈指の漁獲量を誇ります。あまり知られてはいませんが、宮城県沖の漁場は世界三大漁場として有名です。東北には地域特性を活かして育まれた豊富な食材が存在し、お酒の肴として多くの方に愛されています。
世界三大漁場と呼ばれる三陸金華山沖漁場が、宮城県沖にあります。寒流と暖流が混ざりあう三陸金華山沖は、世界有数の植物プランクトン発生地です。プランクトンを食べて成長する牡蠣やホタテ、ほや等の貝類とって、三陸沖は絶好の環境と言えます。中でも、宮城特有の肴として有名な貝類がホヤです。新鮮なホヤを剥いて、刺身にして日本酒と一緒に頂くのが一番美味しい食べ方です。刺身の他にも、ホヤのアヒージョや酒蒸等の缶詰加工品も販売されています。独特の風味があるので、好き嫌いが分かれる海鮮珍味のホヤですが、2020年3月にはホヤ専用の日本酒も販売されるほど、日本酒との相性は抜群です。日本酒の肴として楽しんでみませんか。
宮城発祥の郷土料理として、まだ全国区になっていないのがしそ巻きです。しそ巻きとは、くるみやゴマを混ぜて味付けした味噌を、青じそで包んでカリッと揚げた郷土料理です。青じそと味噌があれば簡単にできるため、一般家庭でも晩酌の肴として親しまれています。青じその香味と、甘味噌のやさしい風味は日本酒との相性も良く、ついついお酒が進む一品です。
りんご栽培が盛んな津軽地方では、昔から農作業を終えた時の御馳走としてホルモンを食べる文化があります。精肉店で購入したホルモンを、自宅や畑に集まってホルモンを食べるのが一般的です。日本一の生産量を誇る青森県産のにんにくを使用したにんにく味や、青森名産のりんごを使用したタレで漬け込まれる味噌味が定番です。ビールやハイボールと一緒に頂きたいですね。
青森県の八戸周辺で食べれている郷土料理がいちご煮です。いちご煮とは、ウニとあわびを贅沢に使用したお吸い物の事です。いちご煮の加工品も販売されており、自宅でお吸い物や茶碗蒸し、雑炊のアレンジも楽しむ事ができます。三陸の地酒をお供にして食べるとより美味しく頂けます。
いぶりがっこは、雪国秋田の気候風土を活かした郷土料理です。大根を囲炉裏の上で燻して作られるいぶりがっこは、燻製の香りが口いっぱいに広がり、ぱりぱりとした食感がクセになります。そのままでも十分美味しいですが、クリームチーズを乗せて食べると更に美味しく楽しめます。手に取りやすい価格で、日本酒との相性も良い肴です。
ただちゃ豆とは、山形県鶴岡市でしか栽培されない希少な枝豆です。ぷっくりとした豆粒の大きさと、噛めば噛むほど広がる香りと甘味が特徴です。だだちゃ豆は7月下旬から9月にかけて収穫されるため、夏場の肴にオススメの一品です。夏の季節しか味わう事ができない希少な食材のため、購入はお早めに。
福島県で正月の定番料理として長年親しまれているのがいかにんじんです。細切りしたにんじんとスルメを醤油だれに漬け込むだけの実にシンプルな調理方法で作る事ができます。作り置きも可能ないかにんじんは、家庭定番の晩酌のお供として愛されています。
江戸時代から伝わる福島の伝統料理が阿武隈の紅葉漬です。秋鮭を米麴に漬け込んで発酵させた紅葉漬けは、まるで生鮭のようなとろける食感を味わえます。日本酒の相性は言うまでもなく、濃厚な口当たりのため、福島の会津娘のようなまろやかな飲み口のお酒がよく合います。
熊本に次いで全国2位の生産量を誇る福島県会津地方の馬肉。会津の馬肉は上質な赤身が特徴で、肴としては馬刺しで頂くのが美味しい食べ方です。会津の馬肉は取り寄せも可能ですが、会津市内には馬肉専門店や、日本酒の蔵元が30以上点在しますので、実際に現地に足を運んで味わうのも良いですね。
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