コゴミの苗の育て方をご紹介
コゴミの特徴や苗の育て方をご紹介
春の味覚として人気のコゴミ。本記事ではコゴミの特徴や旬の時期、苗からの育て方などを解説します。コゴミはアクやクセがないため、生でも食べる事ができる山菜です。また、手軽に栽培できるため、観葉植物としても人気です。あまねでは、家庭菜園を始めたい方や、コゴミの数を増やしたい方へ、天然のコゴミの苗を販売しております。ご購入はこちら。


1)観葉植物としても人気のコゴミ(クサソテツ)
コゴミはシダ植物の多年草で、正式名称はクサソテツと言います。春から初夏に新芽が出てきます。食用として利用する場合は、その新芽を収穫して調理します。山菜と言えばクセが多い植物が多いですが、コゴミはアクやクセがなく、新鮮な新芽であれば、生でも食べる事ができる山菜です。天ぷらやおひたし、和え物等の料理で食卓にあがります。また、コゴミは庭やプランターなど、家庭のちょっとしたスペースでも栽培できます。コゴミは立ち姿がとても美しいことから、観葉植物としても人気があるのが特徴です。
1-1)青コゴミと赤コゴミ

コゴミには、クサソテツの新芽を指す青コゴミと、イッポンコゴミと呼ばれる赤コゴミがあります。違いとしては、青コゴミは青い色をしている、赤コゴミは赤い色をしているという事以外にも、赤コゴミの方が青コゴミよりもアクやクセがないと言われています。また、青コゴミは成長する速度が早い一方で、赤コゴミは一本ずつ独立して生えているため、赤コゴミは収穫できる数が少ないという違いもあります。一般的にスーパーなどに流通しているコゴミは、青コゴミになります。
1-2)天ぷらやお浸しが絶品

コゴミは天ぷらやお浸しがオススメです。コゴミは他の山菜と違ってアクがほとんどないので、アク抜きは不要です。下処理方法は、コゴミを水で洗い、茎の根元を切り落とし、ボウルに水を入れて渦巻き部分を撫でる様に洗います。天ぷらで召し上がる時はそのまま生で、お浸しにする場合は1分ほど塩茹でしてから調理します。なお、コゴミは収穫してから日持ちがしないので、鮮度が良いうちに調理するのがポイントです。保存したい場合は、固めに茹でて冷凍すると約2週間ほど保存が可能です。
2)コゴミの育て方
2-1)半日陰と湿気を好むコゴミ
●コゴミを根から育てる
コゴミは根株から育てることができ、ンターネット等で購入できます。植え付けの時期は3〜4月、10〜11月が適しています。地植え、プランターで栽培できます。地下茎で増えていくため、地植えの場合は広い場所が適しています。プランターの場合は、横長のプランターを使い、十分な地下空間を確保する為に2株ほど定植しましょう。コゴミは乾燥に弱いので適度に水やりが必要です。1年目は養生し、植え付け後の2年目の春から収穫できます。
●コゴミを苗から育てる
手軽に栽培を始めたい方にオススメなのが、苗から育てる方法です。コゴミの季節となる4月下旬頃〜5月頃にコゴミの苗販売が始まり、インターネット等で購入する事ができます。根株から育てるのと同様に、地植えまたはプランターで栽培する事ができます。地植えの場合は、植え付け後にたっぷりと水をあげましょう。プランターの場合も地植えと同様です。その後は、乾燥しない様に、適度に水やりを行います。特に肥料を与える必要はありませんが、与える場合は肥料焼けに注意しましょう。収穫は根株から育てるのと同様に、2年目の春から収穫できます。
●コゴミの増やし方
コゴミは株分けと、ランナーと呼ばれる親株から生えてくる枝を切り分けて植え直す方法(ランナー植え)で増やせます。株分けの場合は、株元から伸びてきたランナーについた子株を切り分け、新しい苗として育てます。ランナー植えの場合は、親株を傷つけないように掘り起こし、株とランナーを切り分けます。ランナーを8cmほどの長さにカットし、育苗箱に土を入れ垂直にランナーを挿して育てます。日陰の場所に置き、土が乾かないように水をあげます。
2-2)コゴミの育て方で良くある質問
a)生育に最適な場所は?
コゴミは河川敷など湿り気の多い場所を好み、直射日光や乾燥に弱い植物です。直射日光に当たらない、半日陰で湿り気のある場所が適しています。
b)どの様に植え付けしたら良いですか?
コゴミは地下茎を広げて育つため、地植えの場合は、広い面積を確保できる庭や畑に植えてください。プランターの場合は幅60cm以上とし、1鉢に1〜2株までの植え付けとしてください。乾燥すると弱ってしまう為、株元を腐葉土等で覆って乾燥を防止します。肥料等は特に必要ありませんが、早春と秋に肥料を与えると良いです。プランターに植える場合は、赤玉土を7割、腐葉土を3割の割合で配合した配合土を使用します。コゴミは通年植え付けが可能ですが、3月〜4月の春先、9月〜10月の秋が適しています。
c)水やりの頻度はどの位ですか?
乾燥が苦手な植物のため、土が乾かないように水をあげて下さい。プランターの場合は、土が乾いてきたらたっぷりと水をあげます。地植えの場合は基本的に不要ですが、土が乾いている際は水をあげて下さい。
d)いつ収穫できますか?
植え付け後の2年目に収穫が可能です。新芽がでる4月が旬の時期となります。なお、新芽を全て収穫してしまうと、翌年から出なくなる為、1〜2本残すのがポイントです。
e)育てる上での注意点は?
コゴミは乾燥に弱い植物です。夏場などの気温が高く、乾燥しやすい時期は、株元にワラや腐葉土等で覆って乾燥を防止しましょう。
2-3)コゴミの苗の販売
あまねでは宮城県角田市にある西根地区の天然山菜のコゴミを、丁寧に手掘りしポット苗でお届けします。お届けするフキは完全無農薬で、周辺では除草剤も使用しておりません。そのため葉が多少変色しているものがありますが、食用としても安心、安全に召し上がれます。天然物のため観賞用としてはお勧めしておりませんが、定植後2年目から収穫して召し上がれます。
コゴミは栽培に手間がかからず病気にも強いため、家庭菜園初心者向きの植物です。初めて栽培する方も安心な、コゴミの育て方ガイドを同封してお届けします。コゴミの植え付け方法や、管理方法等をまとめた1枚となっております。コゴミを育てる上でご参考にして下さい。コゴミの苗は出荷時期によって大きさが異なりますので、その点ご了承ください。ご購入は
こちら。

3)クラフト缶詰を製造し販売する あまね
あまねとは『誰かと分かち合いたくなる、物語のあるクラフト缶詰』のサイトです。缶詰を販売するサイトとしてだけでなく、店頭で接客させていただくように、生産者や食材のストーリー、製造のこだわりを丁寧にお伝えしています。私たちが一からレシピ開発した手作り缶詰と、セレクトした各地の手作り缶詰をどうぞご賞味ください。あまねのTOPページはこちら。
