ヨモギの苗の育て方をご紹介
日本のハーブ『蓬の苗』の育て方をご紹介
古来より日本人に親しまれているヨモギ。食用だけでなく、漢方、切り傷の止血薬など、幅広い用途を持つ植物として重宝されてきました。ヨモギは、畑がなくても、庭や鉢、プランターなど、場所を選ばずに栽培することが可能です。また、水やりなどの手間もかからず、すくすくと育ちますので、初心者の方でも手軽に栽培できる植物です。あまねでは、家庭菜園を始めたい方や、ヨモギの数を増やしたい方へ、ヨモギの苗を販売しております。ヨモギの苗の販売はこちらから。


1)草餅で使われる蓬
ヨモギはキク科の多年草です。全国各地の河川や野原に自生し、ハーブの女王と呼ばれるなど、古来より日本人に親しまれている植物の一つです。食用での利用を始め、漢方薬の原料としても利用されています。また、抗菌作用やデトックス効果が高いことから、近年ではよもぎ蒸しなど、リラクゼーション業界でも使用されています。ヨモギは栄養価もあり、抗菌作用もあるため、古来より重宝されている万能植物です。
1-1)実は多品種の蓬

ヨモギは世界に250種類あると言われています。日本では約35種類のヨモギが自生しています。日本で最もポピュラーなヨモギは、カズザキヨモギと呼ばれる種類です。草丈が50cmから120cmのヨモギで、春になると新芽を収穫し、草餅や天ぷらなどの料理にして食されています。
1-2)春に蓬の新芽を頂く

ヨモギを食べる場合は、春に収穫できる柔らかい新芽がオススメです。新芽は葉も柔らかくアクも少ない為、調理しやすいのが特徴です。調理する際は収穫したヨモギをさっと水ですすぎ、ゴミを落としてから調理して下さい。そのまま衣を付けて天ぷらにしたり、ヨモギを磨り潰し、ヨモギ餅にしても美味しく頂けます。
1-3)注目を浴びるよもぎの効能

最近ではアメリカのワシントン大学の研究において、ヨモギに含まれるアルテミシニンという成分が、抗がん剤治療よりも34,000倍も正確にがん細胞のみを死滅させる働きがあると報告されています。現代社会において、日本人の死因の中で、最も多いのが癌です。よもぎを食べたら、必ずしも癌が治るという事ではありませんが、よもぎに含まれる成分や、デトックス効果が癌予防の方法の一つとして注目されています。
2)蓬の育て方
2-1)日当たり良く風通しを好む蓬
●蓬を種から育てる
ヨモギは種から育てる事ができます。種の入手方法はインターネット等での購入の他、秋になると、花が咲いた後に種を採取する事ができます。種を採取したら袋に入れて保管し、3月から4月頃に種を撒きます。種を撒く際は、育苗トレーやセルトレイ、プランターを使用ください。種を撒いたら、芽が出るまで乾かさないように管理します。
●蓬を苗から育てる
種から育てるよりも簡単なのが、苗から育てる方法です。3月から4月頃にヨモギの苗販売が始まり、インターネット等でヨモギの苗を購入できます。また、自生しているヨモギを移植して苗にする事も可能です。移植の時期は4月頃が適期です。ヨモギは風通しと日当たりの良い場所を好みます。水はけのよい場所に定植して下さい。なお、ヨモギは繁殖力が旺盛な植物です。周りの植物を駆逐する可能性もありますので、周辺に植物がない場所を選んで定植するのをオススメします。
●蓬の増やし方
ヨモギは種まきと株分けで増やす事が出来ます。種まきの場合は秋に、花が枯れたあとに種を収穫し、春先に種を撒きます。株分けの場合は秋口にヨモギを掘り起こし、地下茎ごと切り分けて、別の場所の畑や鉢、ポット等に植え直して下さい。
2-2)蓬の育て方で良くある質問
a)生育に最適な場所は?
ヨモギは風通しと日当たりの良い場所を好みます。水はけが良い場所であれば、特段に土づくりや畝立てする必要なく育ちます。ヨモギは土質に関係なく成長しますが、繁殖力が旺盛で、周りの植物を駆逐する可能性があります。周辺に植物がない場所またはプランターに植え付けて下さい。
b)どの様に植え付けしたら良いですか?
庭に植える場合は、庭の土に腐葉土を3割ほど混ぜて1週間ほど寝かせて下さい。プランターに植える場合は、赤玉土を7割、腐葉土を3割の割合で配合します。ヨモギは通年植え付けが可能ですが、真夏の25℃を超える時期の植え付けは避けて下さい。
c)水やりの頻度はどの位ですか?
植え付けから約2週間は土が乾かない様に水やりして下さい。根が馴染んでからは、降雨に任せて構いません。プランターで雨が当たらない環境で栽培する場合は、土が乾かない頻度で水やりをします。その際は、水がしっかりと根に届くまでたっぷりと散水します。
d)いつ収穫できますか?
旬の時期は3月から5月です。苗を根付かせる為に植え付けの翌春の収穫を推奨しています。大きく成長すると葉が硬くなりますので、若葉のうちに収穫がオススメです。
e)育てる上での注意点は?
ヨモギにはアブラムシが寄り付きやすいです。初期段階であれば潰して駆除できますので、定期的に葉にアブラムシが寄っていないかご確認ください。対策としては、粘着力の弱い紙テープで取り除いたり、予防効果のある木酢液を散布したり、黄色い粘着テープを近くに置いてアブラムシを捕獲する方法などがあります。
2-3)蓬の苗の販売
あまねでは宮城県角田市にある西根地区の天然山菜のヨモギを、丁寧に手掘りしポット苗でお届けします。お届けするヨモギは完全無農薬で、周辺では除草剤も使用しておりません。食用としても安心、安全に召し上げることができます。春先の柔らかい新芽は天ぷらでもお楽しみ頂けます。
また、初めて栽培する方も安心な、ヨモギの育て方ガイドを同封してお届けします。ヨモギの植え付け方法や、管理方法等をまとめた1枚となっております。ヨモギを育てる上でご参考にして下さい。ヨモギの苗は出荷時期によって大きさが異なりますので、その点ご了承ください。ヨモギの苗の販売は
こちらから。

3)クラフト缶詰を製造し販売する あまね
あまねとは『誰かと分かち合いたくなる、物語のあるクラフト缶詰』のサイトです。缶詰を販売するサイトとしてだけでなく、店頭で接客させていただくように、生産者や食材のストーリー、製造のこだわりを丁寧にお伝えしています。私たちが一からレシピ開発した手作り缶詰と、セレクトした各地の手作り缶詰をどうぞご賞味ください。あまねのTOPページはこちら。
