春の味覚として人気の山菜タラの芽を、苗木の育て方からご紹介します。天然物のタラの芽山菜採りも人気ですが、最近は家庭で栽培して収穫を楽しまれる方も増えてきました。そこで、苗木を育てるポイント解説と、よくある質問にお答えします。あまねでは、タラの芽収穫に必要なタラの木の苗木販売も行っております。販売ページは、天然棘あり(オダラ)、天然棘なし(メダラ)、棘なし(メダラ 小さいポット)です。是非ご家庭で育ててみて下さい。
タラノキとは、全国に分布するウコギ科の落葉低木の事をいいます。日当たりの良い林道脇や山野などの場所を好んで生息します。荒れた土地や開墾した山地にいち早く定着する樹木として知られ、水はけの悪い場所以外は、土壌を選ばずに成長します。
タラノキの先端部分の新芽が、いわゆる山菜のタラの芽です。山菜の王様とも称されるタラの芽は、苦味が少なく風味豊か、ミネラル分も豊富に含まれます。天然物のタラの芽の旬は、4月から5月頃が収穫時期です。ですが、近年ではハウス栽培も盛んになり、12月から店頭でも見かけます。
一口にタラノキと言っても種類があります。野山に多く自生しているのがオダラ(男だら)と呼ばれ、木肌に無数の棘があります。幹や枝は白っぽく、栽培されたタラの芽と比べ格段に風味が強いのが特徴です。2〜4mほど成長しますが、栽培後の回復力が弱いと言われます。一方、栽培もので流通している種類が、メダラ(女だら)と呼ばれます。最大の違いは、ほとんど棘がない点です。幹や枝にも棘が少ないため、ハウス栽培に用いられます。
タラノキは成長すると、高さ2〜4mほどになります。あまり枝分かれせず、真っ直ぐに幹が伸び、樹皮には多くの棘があります。夏の8月頃になると白い花を咲かせ、秋に黒紫色の実がなります。天然物のタラの芽は、桜の開花時期とほぼ足並みを揃えて、収穫できるようになります。タラの芽は、最初に芽吹いた頂芽のみを採集するのがルールです。二番芽、三番芽または側芽まで採集すると、タラノキが枯れる原因になります。ルールを守って採集すれば、長く春の味覚を楽しむ事ができます。
多くの野菜は種から苗を育てますが、タラの芽の場合は根から育苗します。タラノキの根を5〜7cm程度に切り分けた種根を使います。種根はインターネットでも購入する事ができます。育苗時の水やりは1日1回程度にし、冬場は水を与えすぎないようにしましょう。
タラノキの株を増やしたい場合は、成長した株の根から芽出しを行います。1年目の株は成長が不十分なので、掘り起こさずに、2年目以降の株から種根に切り分け育苗します。タラノキが発芽する温度は20度程度なので、しっかり温度管理ができれば、およそ1ヵ月で発芽します。育苗に大切なのは、温度管理と日々の水やりです。きちんと管理できれば、確実に発芽します。なお、種根からの発芽についても、個体差がありますので全て発芽するわけではありませんが、育苗を楽しみましょう。
タラノキの栽培は、葉物野菜などと比べると手間が少なく、栽培しやすいのが特徴です。タラの芽を育てようと思ったら、まずは苗の購入です。大きなプランターで育てる事も可能ですが、年々大きくなるので小さなスペースでも定植できる土地を用意しましょう。苗をしっかりと育てられれば、あとは春の収穫を待つばかり。山菜の王様と呼ばれるタラの芽を皆さんも育てませんか。
あまねでは、タラの芽収穫に必要なタラの木の苗木販売も行っております。販売ページは、天然棘あり(オダラ)、天然棘なし(メダラ)、棘なし(メダラ 小さいポット)です。是非ご家庭で育ててみて下さい。
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