蜂屋柿とは|岐阜生まれの渋柿を、太良衛門が宮城・角田で育てる理由
蜂屋柿(はちやがき)は、大粒で肉厚な渋柿の品種です。
宮城・角田の自社農場「太良衛門」では、この蜂屋柿を育てています。この記事では、蜂屋柿がどんな柿なのか、そして太良衛門がなぜこの品種を育てているのかをご紹介します。

1、蜂屋柿とは
蜂屋柿は、実が大きく、先端がやや尖った形をした渋柿です。肉厚で、渋みが強いのが特徴です。
渋みが強い柿ほど、乾燥や渋抜きによる甘さの変化が大きくなります。蜂屋柿が古くから干し柿の原料として使われてきたのは、このためです。
蜂屋柿の食べ方については、5章で詳しくご紹介します。
2、同じ蜂屋柿でも、地域で違う顔を持つ
蜂屋柿は、地域によって呼び名も仕上がりも変わります。
・岐阜県美濃加茂市……時間をかけて完全に乾燥させた「堂上蜂屋柿」
・福島県北部……水分を残した半生の「あんぽ柿」
・宮城県南部……寒風と天日で干した「ころ柿」
同じ品種が、その土地の気候と手仕事によって別のものになっていく。この違いも、蜂屋柿の面白さのひとつです。

3、太良衛門が蜂屋柿を育てる理由
柿の木は、植えてすぐに実がなるものではありません。「桃栗3年柿8年」という言葉があるように、実をつけるまでに長い年月がかかります。
太良衛門の蜂屋柿は、長年その土地を守ってきた方々から受け継いだ木によるものです。先代や地主さんが大切に育ててきた木を引き継ぎ、今も実をつけてもらっています。
すぐに植えて収穫できるものではないからこそ、受け継いだ木の価値を見直し、あらためて多くの方に届けたいという思いで、太良衛門は蜂屋柿と向き合っています。

4、枝をT字に残して収穫する、太良衛門のやり方
干し柿づくりでは、柿を紐に吊るします。このとき、ヘタだけで吊るそうとすると、乾燥する前に重さで外れてしまいます。特に蜂屋柿は大粒で重いため、枝が必要です。
太良衛門では、収穫のときに必ず枝をT字に残して切っています。効率だけを考えれば実だけをもいだ方が早いのですが、干し柿にする方に届ける以上、紐が掛けられない柿では意味がありません。
受け継いだ木を、届いた先でもきちんと活かしてもらいたい。その思いから続けている、太良衛門なりのこだわりです。

5、蜂屋柿の食べ方は、ひとつではありません
渋柿である蜂屋柿は、そのままでは食べられません。渋を抜くことで、はじめて甘くなります。渋の抜き方には、大きく分けて2つの方法があります。
・干す……乾燥させながら渋を抜く方法。ねっとり濃厚な食感になり、日持ちします
・渋抜きする……焼酎を使って渋を抜く方法。とろりと柔らかい食感になり、短期間で仕上がります
それぞれの詳しいやり方は、以下でご紹介しています。
また、地域で長年愛されてきた干し柿づくりの実例として、宮城県丸森町「やしまや」の取り組みもご紹介しています。あわせてご覧ください。
6、太良衛門の渋柿はこちらから
あまねでは、宮城・角田の自社農場「太良衛門」で育てた干し柿用の渋柿、蜂屋柿をお届けしています。
大粒で肉厚な蜂屋柿は、干しても、渋抜きをしても、しっかりとした甘さに仕上がります。栽培期間中は農薬を使わずに育てています。
シーズンが近づきましたら、出荷の約1か月前から予約を承ります。

7、あまねについて
宮城県角田市の自社農場「太良衛門」と、人気店「となりの肉そば」がつくるオンラインストアです。